サイトマップとは?3種類の違いと作り方・XMLの作成と送信方法を解説

サイトマップとは、Webサイト内のページ構成を一覧にした「サイトの地図」です。制作用の構成図、ユーザー向けのHTML、検索エンジン向けのXMLの3種類があります。本記事では違いと作り方、XMLサイトマップの送信・確認方法を解説します。
<この記事で紹介する3つのポイント>
- 構成図・HTML・XMLの3種類のサイトマップの違いと役割
- 構成図とHTMLサイトマップの作り方・おすすめツール
- XMLサイトマップの書き方・送信・確認方法とエラーの対処
目次
サイトマップとは?Webサイトの構成を示す「地図」

サイトマップとは、Webサイト内にどのようなページがあり、それぞれがどのような関係でつながっているかを整理して示すものです。Webサイト制作の設計、ユーザーへの案内、検索エンジンへの情報伝達など、目的に応じて使い分けます。
同じ「サイトマップ」という言葉でも、制作担当者向けの構成図、ユーザー向けのHTMLページ、検索エンジン向けのXMLファイルでは役割が異なります。まずは基本の意味を押さえ、混同しやすい用語との違いを理解しましょう。
サイトマップの意味と基本的な概念
サイトマップは、Webサイト全体のページ構成を一覧化したものです。トップページを起点とし、企業情報、サービス紹介、お知らせ、お問い合わせなどのページを整理することで、サイト全体の姿を把握しやすくなります。
例えば企業サイトを作る場合、どのページを用意するか、どのページを親ページにするかを決めておくと、制作途中の抜け漏れや重複を防げます。サイトマップは、Webサイトを作る前後の構成整理に役立つ資料です。
サイトマップが「サイトの地図」と呼ばれる理由
サイトマップが「サイトの地図」と呼ばれるのは、Webサイト内のページの位置関係を示す役割があるからです。ユーザーにとっては目的のページを探す手がかりになり、運営者にとっては全体構造を確認する資料になります。
実際の地図が現在地や目的地までの道筋を示すように、サイトマップは「どこに何の情報があるか」を示します。ページ数が増えるほど構成は複雑になるため、地図として整理しておく重要性が高まります。
サイトマップと混同しやすいディレクトリマップとの違い
サイトマップとディレクトリマップは似ていますが、整理する対象が異なります。サイトマップはページ同士の親子関係や階層を示す構成図であり、ディレクトリマップはURLやページタイトルを一覧表として管理する資料です。
サイトマップは、トップページの下にサービス一覧、その下に個別サービスページを置くといった関係性を図で把握するために使います。一方、ディレクトリマップは全ページを表形式で並べ、URL(ディレクトリ名・ファイル名)、ページタイトル、担当者や制作の進捗などを管理する資料です。主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | サイトマップ(構成図) | ディレクトリマップ |
|---|---|---|
| 表現方法 | ツリー状の図 | 表(一覧) |
| 掲載するページ | 主要ページが中心で、全ページを網羅しなくてもよい | 全ページを網羅する |
| 主な記載内容 | ページ同士の親子関係・階層 | URL、ディレクトリ名・ファイル名、タイトル、担当、進捗など |
| 主な用途 | サイト全体の設計、関係者との認識合わせ | コーディング、制作の進捗管理、公開後のページ管理 |
制作の現場では、まずサイトマップで全体像を固め、その内容をもとにディレクトリマップを作る流れが一般的です。ディレクトリの意味は「ディレクトリとは」で解説しています。
サイトマップの3つの種類と対象別の役割

サイトマップには、主に「構成図サイトマップ」「HTMLサイトマップ」「XMLサイトマップ」の3種類があります。対象者が制作関係者、閲覧ユーザー、検索エンジンで異なるため、同じ名前でも使う場面は同じではありません。
Webサイトの制作や改善を進める際は、どのサイトマップを何のために使うのかを分けて考える必要があります。3種類の役割を切り分けることで、設計・案内・クロール補助の使いどころを判断しやすくなります。
3種類の違いをまとめると、次のようになります。
| 種類 | 主な対象 | 形式 | 主な目的 | 置き場所 |
|---|---|---|---|---|
| 構成図サイトマップ | 制作・運営の担当者 | 図(PowerPoint・Excel・作図ツールなど) | サイト全体の設計、認識合わせ | 社内資料(公開しない) |
| HTMLサイトマップ | サイトを訪れたユーザー | Webページ | 目的のページへの案内 | サイト内の1ページ(フッターなどからリンク) |
| XMLサイトマップ | Googleなどの検索エンジン | XMLファイル | URLや更新日をクローラーに伝える | サーバー上のファイル(例:/sitemap.xml) |
Webサイト制作の設計図となる「構成図サイトマップ」
構成図サイトマップは、Webサイト制作の初期段階で作る設計図です。トップページを最上位に置き、下層にカテゴリページや詳細ページを配置することで、完成後のページ構成を視覚的に整理できます。
例えばコーポレートサイトなら、トップページ(第1階層)の下を次のように整理します。
| 第2階層 | 第3階層 |
|---|---|
| 会社情報 | 代表メッセージ/会社概要/沿革/アクセス |
| 事業・サービス | サービスA/サービスB/料金/導入事例 |
| お知らせ | お知らせ詳細 |
| 採用情報 | 募集要項/社員インタビュー |
| お問い合わせ | 送信完了ページ |
制作前に構成図を作成しておくと、必要なページ、不要なページ、重複しているページを確認しやすくなります。社内担当者や制作担当者との認識合わせにも使えるため、制作を始める前に用意しておきたい資料です。
閲覧ユーザー向けのページ案内となる「HTMLサイトマップ」
HTMLサイトマップは、Webサイトを訪問したユーザーに向けて、主要ページへのリンクを一覧で示すページです。サイト内の情報をカテゴリごとに整理し、目的のページへ移動しやすくする役割があります。
ユーザーがページ閲覧中に迷った場合でも、HTMLサイトマップがあれば「どのページがどこにあるか」を確認できます。ページ数が多い企業サイトや情報量の多いメディアでは、離脱を防ぐ導線として機能します。
例えば文部科学省のWebサイトには、分野ごとに主要ページへのリンクを並べた「サイトマップ」ページがあります。一方、ページ数が少ないサイトでは、独立したHTMLサイトマップを作らず、フッターに主要ページへのリンクを並べてサイトマップの代わりにしているケースも見られます。
検索エンジン向けのクロール補助となる「XMLサイトマップ」
XMLサイトマップは、検索エンジンにWebサイトのページ情報を伝えるためのファイルです。ユーザーが通常閲覧するページではなく、クローラーがページURLや更新情報を把握しやすくする目的で作成します。
XMLサイトマップには、主にページのURL(loc)と最終更新日(lastmod)を記載します。画像・動画・ニュース記事の情報を追加することもでき、Googleは、XMLのほかにRSS・Atomフィードやテキスト形式(1行に1URL)のサイトマップにも対応しています。
検索エンジンのクローラーは、基本的にリンクをたどってページを見つけます。ただし、新しいサイト、外部リンクが少ないサイト、階層が深いページは発見が遅れる場合があるため、XMLサイトマップでページの存在を伝えることが重要です。
サイトマップはどこにある?種類別の確認方法
サイトマップのある場所は、種類によって異なります。自社サイトや他社サイトのサイトマップを確認したいときは、次の場所を見てください。
- HTMLサイトマップ:ページ最下部のフッターにある「サイトマップ」のリンクから開けることが多いです
- XMLサイトマップ:「https://ドメイン/sitemap.xml」に置かれることが多く、WordPressの標準機能なら「/wp-sitemap.xml」です。「https://ドメイン/robots.txt」の「Sitemap:」行に場所が書かれていることもあります
- 構成図サイトマップ:公開されない社内資料なので、制作担当者や制作会社が持っています
自社サイトの場合は、Google Search Consoleの「サイトマップ」レポートで、送信済みのサイトマップと読み込みの状況を確認できます。
サイトマップを作成することで得られる3つの効果

サイトマップを作成すると、Webサイトの設計、ユーザー導線、検索エンジン対策の3つの面で効果があります。単にページを一覧化するだけでなく、サイト全体の改善に使える点が特徴です。
ただし、サイトマップを作ること自体が目的ではありません。サイトの情報を整理し、ユーザーと検索エンジンの双方がページを見つけやすい状態にすることが本来の目的です。
サイト全体の情報設計を事前に整理できる効果
構成図サイトマップを作ると、Webサイトに必要なページと階層を事前に整理できます。制作前に全体像を把握できるため、ページの抜け漏れや内容の重複を防ぎやすくなります。
例えばサービス紹介ページを作る場合、概要ページ、料金ページ、導入事例ページ、問い合わせページの関係を先に整理しておくと、ユーザーが比較検討しやすい導線を設計できます。情報設計の土台として、サイトマップは有効です。
ユーザーの離脱防止とサイト内回遊を高める効果
HTMLサイトマップを設置すると、ユーザーが目的のページへ移動しやすくなります。必要な情報を見つけられない状態が続くと、ユーザーはサイトを離れやすくなるため、案内ページを用意する意味があります。
ページ数が多いサイトでは、グローバルナビゲーションだけではすべてのページを示しきれません。HTMLサイトマップでカテゴリ別にリンクを整理すれば、ユーザーは全体を見渡しながら必要なページへ進めます。
検索エンジンへのインデックス登録を促進する効果
XMLサイトマップは、検索エンジンにページの存在を伝え、インデックス登録を促す効果があります。インデックス登録とは、検索エンジンがページを認識し、検索結果に表示できる状態にすることです。
新しく公開したページや内部リンクが少ないページは、クローラーに発見されるまで時間がかかる場合があります。XMLサイトマップを送信すれば、検索エンジンがサイト内のURLを把握しやすくなり、検索結果に表示されるための土台を整えられます。
ただし、Googleは「サイトマップを送信することは、Google にサイトマップの存在を知らせるだけにすぎません」としており、送信したURLがすべてクロール・インデックスされる保証はありません。XMLサイトマップは検索順位を直接上げる施策ではなく、検索エンジンに正しく認識してもらうための土台と考えましょう。
XMLサイトマップが必要なサイトと不要なサイトの基準

XMLサイトマップはサイト制作において必須というわけではありません。サイト規模、外部リンクの状況、画像や動画などのコンテンツ量によって、必要性は変わります。
一方で、作成しておくことで検索エンジンにURLを伝えやすくなるため、判断に迷う場合は作成しておくほうが安全です。必要なサイトと不要なサイトの違いを押さえると、運用負荷を増やしすぎずに判断できます。
GoogleがXMLサイトマップを必要とする3つのケース
Googleは、次のような場合にサイトマップが必要になることがあるとしています。
- サイトのサイズが大きい
- サイトが新しく、外部からのリンクが少ない
- 動画や画像などのリッチメディアが多い、またはGoogleニュースに表示されている
これらの条件に当てはまるサイトでは、クローラーがすべてのページを自然に発見できない可能性があります。XMLサイトマップを用意することで、検索エンジンにサイト内のURLをまとめて伝えられます。
XMLサイトマップがなくてもよいケース
反対にGoogleは、次の場合はサイトマップが必要ない可能性があるとしています。
- サイトが小さい(検索結果に表示したいページがおよそ500ページ以下)
- サイト内のすべてのページに内部リンクが張られ、トップページからたどれる
- 検索結果に表示させたい動画・画像やニュースページが多くない
また、WixやSquarespaceなどのホスティングサービスでは、サービス側でサイトマップが自動で管理されていることが多いため、自分で作る前に各サービスのヘルプを確認しましょう。
小規模サイトでもXMLサイトマップを作成したほうがよいケース
小規模サイトであっても、新しく公開したばかりのサイトや外部リンクが少ないサイトでは、XMLサイトマップを作成したほうがよいでしょう。ページ数が少なくても、検索エンジンに発見されるまで時間がかかる場合があるためです。
また、トップページからたどりにくいページや、新着情報、ブログ記事、事例ページなどを継続的に追加するサイトでもXMLサイトマップは役立ちます。更新情報を検索エンジンへ伝える補助として活用できます。
noindexページをXMLサイトマップから除外すべき理由
noindexページは、検索結果に表示させないよう検索エンジンへ伝えるページです。そのため、インデックス登録を促すXMLサイトマップに含めると、検索エンジンへ矛盾した指示を送る状態になります。
会員限定ページ、管理画面、サイト内検索結果ページ、テストページ、フォームの送信完了ページなど、検索結果に表示させないページはXMLサイトマップから外しましょう。リダイレクトするURL、404エラーのURL、重複ページのうち正規でないURLも載せず、検索結果に表示したい正規のURLだけを記載します。WordPressを使う場合は、プラグインやCMS側の設定で対象ページを除外できるか確認します。詳しくは「noindexタグとは」もご覧ください。
構成図サイトマップの作り方と作成ツール
構成図サイトマップは、特別なツールがなくても作れます。大切なのは、サイトの目的に沿って必要なページを漏れなく洗い出し、ユーザーが迷わない階層に整理することです。ここでは作り方の手順と、作成に使えるツールを紹介します。
構成図サイトマップを作る5つの手順
- サイトの目的を決める:会社を知ってもらう、問い合わせを増やす、商品を販売するなど、目的によって必要なページが変わります
- 必要なページを洗い出す:競合や同規模の会社のサイトを参考にすると抜け漏れを防げます。リニューアルの場合は、今あるページも一覧にします
- ページをグループに分ける:「会社情報」の下に代表メッセージ・沿革をまとめるなど、似た内容のページをカテゴリにまとめます
- 階層を決めてツリー図にする:トップページを頂点に、カテゴリ、詳細ページの順に並べます。トップページから2〜3クリックで主要ページに届く構成が目安です
- 全体を見直す:重複や不足がないか、カテゴリ名が分かりやすいかを確認し、関係者と認識を合わせます
既存サイトのページを洗い出す方法とツール
リニューアルや改善で今あるページを洗い出すときは、手作業で数えるより、次の方法を使うと効率的です。
- CMSの管理画面:WordPressなら投稿・固定ページの一覧から、公開中のページを確認できます
- XMLサイトマップ:既に作成していれば、記載されたURLの一覧がそのまま使えます
- Google Search Console:「ページ」レポートで、Googleが認識しているページの状況を確認できます
- クローラーツール:Screaming Frog SEO Spiderは、無料版で1回のクロールにつき500URLまでサイトをクロールし、URLやタイトルを一覧にできます(2026年10月時点)
構成図サイトマップの作成に使えるツール
| ツール | 特徴 |
|---|---|
| PowerPoint/Googleスライド | 図形と線で手軽にツリー図を作れ、提案資料にもそのまま使える |
| Excel/Googleスプレッドシート | マス目に沿って階層を整理しやすく、ディレクトリマップへの展開も簡単 |
| Cacoo | 複数人で同時に編集できるオンラインホワイトボード。機能に制限のあるフリープランがある(2026年10月時点) |
| Miro | オンラインホワイトボード。サイトマップ用のテンプレートが用意されている |
| Figma(FigJam) | デザインツール。ワイヤーフレームや画面設計とあわせて作れる |
| Lucidchart | オンライン作図ツール。フローチャートやツリー図を作りやすい |
社内や制作会社と共有しながら修正するなら、オンラインで共同編集できるツールが便利です。ページ数が多い場合は、先にスプレッドシートで一覧を作り、主要な階層だけを図にすると整理しやすくなります。
HTMLサイトマップの作り方と設置場所

HTMLサイトマップは、作成するだけでなく、ユーザーが見つけやすい場所に設置することが重要です。目的のページに迷ったユーザーが使う案内ページであるため、導線が分かりにくいと本来の役割を果たせません。
設置場所や表示方法を考える際は、サイト全体からアクセスしやすいこと、階層が理解しやすいこと、スマートフォンでも読みやすいことを重視しましょう。
HTMLサイトマップを作る基本の手順
- 掲載するページを選ぶ:ユーザーが探しそうなページを中心に選び、送信完了ページやテストページなど案内する必要のないページは外します
- カテゴリごとに分類する:「サービス」「会社情報」「サポート」など、初めて訪れた人にも意味が分かる言葉でまとめます
- 階層が分かるように並べる:親ページの下に子ページを字下げして並べます
- 見つけやすい場所からリンクする:全ページ共通のフッターなどにリンクを置きます
ページ数が少なく、メニューだけで全ページにたどり着けるサイトなら、HTMLサイトマップの優先度は高くありません。まずはメニューや内部リンクの導線を整えることを優先しましょう。
HTMLサイトマップをフッターに設置すべき根拠
HTMLサイトマップへのリンクは、フッターに設置する方法が一般的です。フッターは多くのページに共通して表示されるため、ユーザーがどのページを見ていてもサイトマップへ移動しやすくなります。
ユーザーがサイト内で迷ったとき、最後に確認しやすい場所に案内ページへの入口があると、離脱を防ぎやすくなります。ヘッダーやナビゲーションに置く方法もありますが、全ページ共通のフッターに置くと安定した導線になります。
親子関係の階層構造を視覚的に表現する方法
HTMLサイトマップでは、ページを単に並べるのではなく、親ページと子ページの関係が分かるように整理します。トップページ、カテゴリページ、詳細ページの順に階層を示すことで、ユーザーがサイト全体の構造を理解しやすくなります。
例えば「サービス」を親ページにし、その下に「料金」「導入事例」「よくある質問」を配置すると、関連する情報がまとまって見えます。見出しやインデントを使い、下層ページが親ページに属していることを視覚的に示しましょう。
見やすいデザインとスマートフォン対応のポイント
スマートフォンでは画面が小さいため、HTMLサイトマップは縦に読みやすい構成にすることが重要です。リンク数が多い場合でも、カテゴリごとに整理し、ユーザーがスクロールしながら目的の情報を見つけやすい状態にします。
パソコン向けに複数列で表示している場合、スマートフォンでは列が詰まりすぎないように調整します。ページ名を短く分かりやすくし、関連するページを近くにまとめることで、タップ先を判断しやすいHTMLサイトマップになります。
デザイン面では、カテゴリ名を見出しとして目立たせ、リンクの文字は実際のページ名と同じにします。装飾を増やすより、余白と字下げで階層を見せるほうが読みやすくなります。使いやすい画面設計の考え方は「UI/UXとは」も参考にしてください。
WordPressでHTMLサイトマップを作る3つの方法
WordPressでは、固定ページを1つ作り、次のいずれかの方法でリンク一覧を載せます。
| 方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 「リスト」ブロックで手作り | 載せるページや並び順を自由に決められる | ページの追加・削除のたびに手作業で更新が必要で、リンク切れが起きやすい |
| 「固定ページリスト」ブロック | ブロックを置くだけで固定ページの一覧が表示され、追加や削除も自動で反映される | 対象は固定ページで、送信完了ページなど載せたくないページまで表示されることがある |
| プラグイン | 自動で更新しつつ、載せないページを除外できる | 更新が止まったプラグインは脆弱性の原因になりやすい。入れすぎると動作が重くなる |
HTMLサイトマップ用のプラグインには「WP Sitemap Page」や「Simple Sitemap」などがあります。古い記事で紹介されている「PS Auto Sitemap」は、2022年10月にWordPress.orgでの公開が停止され、2026年10月時点でもダウンロードできないため、新しく導入するのは避けましょう。固定ページリストブロックの並び順や親子関係は、固定ページの「クイック編集」にある「親」と「順序」で調整できます。
XMLサイトマップの作り方・書き方と送信方法

XMLサイトマップは、WordPressなどのCMSの標準機能やプラグイン、自動生成ツールを使うと比較的簡単に作成できます。手動でコードを書く方法もありますが、記述ミスがエラーにつながるため、URLが数十件を超えるサイトでは自動生成を使うほうが管理しやすくなります。
作成後は、サーバー上でXMLサイトマップを確認し、Google Search Consoleから送信します。代表的な作成方法と送信の流れを把握しておくと、公開後の確認作業を進めやすくなります。
作成前にサイトマップに載せるURLを決める
XMLサイトマップに載せるのは、検索結果に表示させたいページの正規URLです。同じ内容のページが複数のURLで表示される場合は、正規にする1つだけを載せます。noindexのページ、リダイレクトするURL、404エラーのURLは含めないようにしましょう。URLの順番は気にする必要がありません。
WordPressプラグインを使ったXMLサイトマップの自動生成
WordPress 5.5(2020年)以降は、標準機能でXMLサイトマップが自動生成されます。ブラウザで「https://ドメイン/wp-sitemap.xml」を開くと、投稿・固定ページ・カテゴリやタグ・投稿者ごとのサイトマップをまとめたサイトマップインデックスを確認できます。WordPressのサイトアドレス(URL)がサブディレクトリの場合は「https://ドメイン/サブディレクトリ名/wp-sitemap.xml」、パーマリンク設定が「基本」の場合は「https://ドメイン/?sitemap=index」です。
特定のページやタグページを除外したい場合は、「XML Sitemap Generator for Google」などのサイトマップ用プラグインや、「Yoast SEO」「All in One SEO」などSEOプラグインのサイトマップ機能を使います。これらを有効にすると、プラグイン側のサイトマップが標準のwp-sitemap.xmlの代わりに出力されることが多いため、送信するURLはプラグインの設定画面で確認しましょう。複数の機能で同時にサイトマップを出力すると管理が混乱するため、出力元は1つにまとめます。
自動生成ツール(sitemap.xml Editor等)を使った作成手順
WordPress以外のサイトでは、sitemap.xml Editor等の自動生成ツールを使う方法があります。sitemap.xml Editorは、対象サイトのURLを入力し、最終更新日や除外ディレクトリなどを設定して生成すると、sitemap.xmlファイルを取得できます。1回の作成で取得できるのは最大1,000URLです(2026年10月時点)。なお、更新頻度(changefreq)や優先度(priority)を設定できるツールもありますが、Googleはこの2つの値を使っていません。
生成したファイルは、FTPソフトやサーバーのファイル管理機能を使い、サイトのルートディレクトリにアップロードします。公開後は「https://example.com/sitemap.xml」のようなURLで表示できるか確認し、正しく設置されているかをチェックします。
XMLサイトマップを手動で書く場合の書き方
URLが数十件程度の小さなサイトなら、テキストエディタで手動作成することもできます。基本の書き方は次のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
<url>
<loc>https://www.example.com/service/</loc>
<lastmod>2026-10-01</lastmod>
</url>
</urlset>
- 1つのページごとに<url>で囲み、<loc>にURLを書きます
- URLは「https://」から始まる絶対URLで書きます(「/service/」のような相対URLは不可)
- <lastmod>には、本文やリンクなど重要な内容を更新した日を書きます。Googleは、この値が一貫して正確な場合にだけ利用します
- ファイルはUTF-8で保存し、URLに「&」などの記号が入る場合はエスケープします
- ファイル名は自由ですが、「sitemap.xml」とするのが一般的です
なお、URLだけを伝えればよい場合は、1行に1つずつURLを書いたテキストファイル(例:sitemap.txt)もサイトマップとして使えます。
XMLサイトマップの設置場所とrobots.txtへの記載
作成したXMLサイトマップは、サイトのルートディレクトリに置くのがおすすめです。Googleは、Search Consoleで送信する場合を除き、サイトマップで伝えられるのはファイルを置いたディレクトリより下の階層だけとしています。また、サイトマップより上の階層や別ドメインのURLを書くと、Search Consoleで「許可されていないURL」というエラーになることがあります。ルートに置けば、サイト内のすべてのURLを対象にできます。
また、robots.txtに「Sitemap: https://example.com/sitemap.xml」の1行を加えると、検索エンジンにサイトマップの場所を知らせられます。Search Consoleのオーナー権限がない場合や、Google以外の検索エンジンにも伝えたい場合に役立ちます。
Google Search ConsoleへのXMLサイトマップ送信手順
XMLサイトマップをGoogleに伝えるには、Google Search Consoleを使用します。送信にはプロパティのオーナー権限が必要です。手順は次のとおりです。
- Search Consoleで対象のプロパティを開く
- 左側メニューから「サイトマップ」を開く
- 「新しいサイトマップの追加」にサイトマップのURL(例:sitemap.xml)を入力し、「送信」をクリックする
- 「送信されたサイトマップ」の一覧でステータスを確認する
送信する前に、ブラウザでサイトマップのURLを開き、ログインを求められずに表示されるか確認しておきましょう。Search Consoleの基本的な使い方は「Googleサーチコンソールの使い方」で解説しています。
ステータスが「成功」と表示されれば、Googleがサイトマップを取得して読み取れた状態です。「エラーがあります」と表示される場合は、取得はできたものの一部の読み取りに問題があり、「取得できませんでした」の場合はサイトマップ自体を取得できていません。いずれも行をクリックすると詳細を確認できます。ただし、送信が成功しても、すぐに検索結果へ反映されるわけではありません。ページの追加や削除などの大きな変更をしたときは、サイトマップを更新して再送信しましょう。
送信後にサイトマップレポートで確認すること
送信後は、Search Consoleのサイトマップレポートで次の点を定期的に確認します。
- ステータス:「成功」以外(「エラーがあります」「取得できませんでした」)になっていないか
- 最終読み込み日時:Googleが最後にサイトマップを読み込んだ日時が古いままになっていないか
- 検出されたページ数:サイトマップに載せたつもりのURLの数と大きく違わないか
なお、以前はURLにアクセスするだけでGoogleにサイトマップを通知できる「ping」という方法がありましたが、Googleは2023年6月に廃止を発表し、現在は利用できません。また、レポートからサイトマップを削除しても、Googleのインデックスから掲載済みのURLが削除されるわけではありません。
XMLサイトマップ送信時にエラーが発生する原因と解決策

XMLサイトマップを送信しても、Google Search Consoleでエラーが表示される場合があります。主な原因は、XMLの記述ミス、URLの指定誤り、robots.txtによるブロック、Basic認証などのアクセス制限、ファイルサイズの超過です。
エラーが出た場合は、送信先URLだけでなく、ファイルの中身、robots.txt、アクセス制限、サイトマップの容量を順番に確認します。原因を分けて調べることで、修正すべき箇所を特定しやすくなります。
XMLの記述ミスとURLの指定誤りが引き起こすエラー
XMLサイトマップは、決められた形式で記述されていないと正しく読み取られません。手動で作成した場合は、タグの閉じ忘れ、URLの入力ミス、存在しないページの指定などがエラーの原因になります。
まずはブラウザでサイトマップURLへアクセスし、ファイルが表示されるか確認しましょう。プラグインやツールを変更した場合は、生成されるURLが変わっていることもあるため、Google Search Consoleへ入力したURLが正しいか見直します。
また、サイトマップ内のURLとサイトマップの場所で「www」の有無や「http/https」が食い違っている場合や、URL内の「&」などの記号をエスケープしていない場合もエラーになります。Search Consoleのエラー詳細に表示される内容を確認し、該当箇所を直してから再送信しましょう。
robots.txtによるクロールブロックが原因のエラー
robots.txtでサイトマップや対象ページのクロールをブロックしていると、検索エンジンがXMLサイトマップを取得できない場合があります。サイトマップを送信しても、クローラーがアクセスできなければエラーにつながります。
確認する際は、robots.txt内に「Disallow: /sitemap.xml」のような指定がないかを見ます。公開前サイトでアクセス制限をかけている場合もクローラーが取得できないため、公開時には必要な制限を解除してから再送信しましょう。
Basic認証などのアクセス制限が原因のエラー
サイト全体にBasic認証(IDとパスワードによるアクセス制限)をかけていると、Googleはサイトマップを取得できません。制作中のサイトに制限をかけたまま公開した場合に起こりやすいため、公開時には制限を解除し、サイトマップのURLがログインなしで開けるか確認してから送信しましょう。管理画面のログインページなど、公開しないページだけに制限をかけるのは問題ありません。
サイトマップのファイルサイズ超過が原因のエラー
XMLサイトマップには、1ファイルに含められるURL数とデータサイズの上限があります。Googleの基準では、1つのサイトマップは50,000URLまで、圧縮していない状態で50MBまでです。
ページ数が多いサイトで上限を超える場合は、サイトマップを複数のファイルに分割します。大規模サイトでは、分割したサイトマップをまとめるサイトマップインデックスを用意し、Google Search Consoleへ送信すると管理しやすくなります。
サイトマップインデックスはSearch Consoleの1サイトにつき最大500個まで送信でき、1つのサイトマップインデックスには最大50,000個のサイトマップを記載できます。
「取得できませんでした」と表示されるときの確認点
ステータスが「取得できませんでした」の場合は、Googleがサイトマップのファイル自体を取得できていません。Googleのヘルプでは、主な原因として次のようなものが挙げられています。
- robots.txtでサイトマップがブロックされている
- サイトマップのURLが間違っている(404エラーになる)
- サーバーが利用できないなどのエラーが起きている
- サイトに未解決の「手動による対策」がある
- サイトマップのクロールの必要性が低い(サイトのコンテンツの質が影響します)
まずはブラウザでサイトマップのURLを開き、正しく表示されるかを確認しましょう。URL検査ツールでサイトマップのURLを検査し、Googlebotが取得できるかをテストする方法もあります。
サイトマップ運用で押さえておくべき注意点

サイトマップは、一度作成して終わりではありません。ページの追加、削除、URL変更、noindex設定などに合わせて更新しなければ、ユーザーや検索エンジンに古い情報を伝えてしまいます。
運用時は、最新化、階層の整理、大規模サイトでの分割管理を継続的に確認します。サイトマップを正しく保つことが、サイト全体の使いやすさと検索エンジンへの伝達精度を支えます。
コンテンツ更新のたびにサイトマップを最新化する重要性
コンテンツを追加・削除したときは、HTMLサイトマップとXMLサイトマップを最新の状態に保つ必要があります。古いリンクや削除済みページが残っていると、ユーザーは目的の情報にたどり着けず、検索エンジンにも誤った情報が伝わります。
手動でHTMLサイトマップを管理している場合は、ページ公開やURL変更の作業とセットで更新確認を行いましょう。XMLサイトマップを自動生成している場合でも、noindexページや除外設定が意図どおり反映されているか確認することが大切です。
階層を深くしすぎないサイト構造設計の考え方
サイト構造は、できるだけシンプルに設計することが重要です。階層が深くなりすぎると、ユーザーが目的のページを探しにくくなり、クローラーもページを発見しにくくなります。
目安として、トップページから2〜3クリック程度で主要ページへ到達できる構成を意識します。ページが増えて階層が複雑になる場合は、カテゴリを整理し直し、関連ページをまとめることで、分かりやすい導線を維持できます。
大規模サイトでのサイトマップファイル分割の基準
大規模サイトでは、XMLサイトマップのURL数や容量が上限を超えないように管理します。1ファイルあたり50,000URLまたは50MBを超える場合は、複数のサイトマップファイルに分ける必要があります。
分割する際は、カテゴリ、ページ種別、更新頻度などでファイルを分けると管理しやすくなります。分割後はサイトマップインデックスを使い、検索エンジンが複数ファイルをまとめて把握できる状態にしましょう。
HTMLサイトマップとXMLサイトマップの役割を混同しない
HTMLサイトマップはユーザーの使いやすさのため、XMLサイトマップは検索エンジンに正しく情報を伝えるためのものです。「HTMLサイトマップがあるからXMLサイトマップは不要」「XMLサイトマップを送信したからユーザーも迷わない」とはなりません。それぞれの目的に合わせて作り、管理しましょう。
また、サイトマップはあくまでサイトを見つけてもらい、使ってもらうための手段です。訪れたユーザーが問い合わせや購入に進むかどうかは、各ページのコンテンツの質や導線で決まります。サイトマップの整備とあわせて、ページの中身の改善も進めましょう。
まとめ
サイトマップとは、Webサイト全体の構成を整理し、目的に応じて関係者、ユーザー、検索エンジンに情報を伝えるためのものです。構成図サイトマップは制作前の設計に、HTMLサイトマップはユーザー導線の改善に、XMLサイトマップは検索エンジンへのURL伝達に役立ちます。構成図は目的に沿ってページを洗い出して階層化し、XMLサイトマップはCMSの標準機能やツールで作成してSearch Consoleから送信しましょう。送信後もステータスを確認し、サイトの更新に合わせてnoindexページの除外やファイルサイズの上限にも注意して最新の状態を保つことが大切です。
自社サイトの構成が分かりにくい、ユーザーの回遊を改善したい、検索エンジンにページを適切に認識させたい場合は、サイトマップの見直しが有効です。DYMのWEB事業部では、Webサイトの構成整理から導線改善、SEOを踏まえた運用設計まで支援しています。サイト改善に課題がある場合は、相談を検討してみてください。
よくある質問
Q. サイトマップとは何ですか?
Q. サイトマップはどこにありますか?
Q. サイトマップとディレクトリマップの違いは何ですか?
Q. サイトマップはどうやって作ればいいですか?
Q. HTMLサイトマップとXMLサイトマップは両方必要ですか?
Q. サイトマップを送信すると、すぐに検索結果に表示されますか?
【筆者・監修者企業】
【筆者・監修者企業】
「世界で一番社会を変える会社を創る」というビジョンのもと、WEB事業、人材事業、医療事業を中心に多角的に事業を展開し、世界で一番社会貢献のできる会社を目指しています。時代の変化に合わせた新規事業を生み出しながら世界中を変革できる「世界を代表するメガベンチャー」を目指し、日々奮闘しています。